第5回全国自治体議会改革推進シンポジウムが三重県で開催

我が会派から石川憲幸筆頭副幹事長と加田裕之政調副会長が参加しました。

三重県議会では議会内に改革推進会議を設置し、毎年シンポジウムを開催し分権化時代に求められる自治体議会のあり方や方向性について議論しております。

会場には、県議会、市議会、町議会などの地方議会や行政・議会事務局、学者など全国から約500名が参加しました。主催者として萩野三重県議会議長の挨拶のあと、来賓挨拶として野呂昭彦三重県知事が、衆議院議員をつとめた経験から議会制民主主義の重要性を訴えました。

次にテレビのコメンテイターとしても活躍中の元・宮城県知事で慶応大学総合政策学部教授の浅野史郎が「二元代表制における自治体議会の役割」について基調講演し、厚生省職員や宮城県知事時代に経験したことやこれからの行政や自治体議会の役割をユーモアをまじえて指摘。

第二部は、浅野氏をコーディネーターに「議会基本条例の意義と課題」について議会の存在意義を憂い、全国で初めて議会基本条例を制定した北海道の橋場利勝栗山町議会議長、地方分権一括法は「機会」と「脅威」の両面があると指摘した小林作一会津若松市議会広報広聴委員長、議会改革はあくまで手段であって目的ではないと述べた萩野けんいち三重県議会議長、条例という分権時代の立法のあり方を提案した江藤俊昭山梨学院大学教授でパネルディスカッションをしました。

議論の中ではいかに住民に広報し、理解してもらえるようにするための方法として県議会出前講座や議会モニター制度の導入。また会派力学から政策志向へのシフト。公募市民や学識経験者を入れた議会制度検討委員会での議論。公聴会の開催や委員会への参考人招致、議会事務局機能の充実など幅広い観点で議論が行なわれました。

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