自民党県議団の「なでしこの会(主に女性の問題を考える議員の会)」主催の意見交換会が22日午後、県議会で開かれました。参加議員は男性を中心として27名の参加がありました。
片山さつき参院議員らが講演し、女性が活躍する社会の実現に向けた取り組みに対して、意見が出されました。
片山氏は、介護や建設業など「地方創生で取り組もうとする職種に人出が足りない。来年度5百万人の人手不足が予測されている」と報告し、「一方で働きたい気持ちがあっても働けない女性は303万人いる。これをなんとかしないと、この国はおかしくなる」と指摘しました。
そして、「人口問題を解決するには、女性に頑張ってもらうしかない」とし、職場環境の改善など企業の意識改革に取り組む考えを述べ、「我々が国民政党になるには女性を味方につけなければならない」と訴えました。
なでしこの会について、「兵庫は進取の精神にあふれている。男も女も柔軟に人間らしく生活しながら働く兵庫モデルを創ってもらいたい」と求め、「地方議会での女性議員の会発足は兵庫県議会が一番早い。地方議員イコール自民党であり、兵庫で女性が活躍できる社会を実現できなければ他府県でもできない」と期待を寄せてくださいました。
このあと、女性と地域活性推進機構代表理事の堀内智子氏が、女性の雇用をテーマに講演があり、働く現場での女性の諸問題を報告くださいました。
女性が働くということは、男性と同じように働くことではなく、子育てをしながら、家庭を守りながら、介護もしながらと、女性が担っている仕事は大変多いのが現実です。社会が女性活用に対してどのように取り組むべきかを真剣に考える時が来ております。