第294回定例県議会開会

20年度予算審議を含む、2月県議会が始まりました。

開会前には、兵庫県芸術文化センター管弦楽団の議場コンサートが行われ、傍聴席は満員です。今回は“岩村 力”氏が指揮をとりヘンデル:組曲/氷上の音楽、エルガー:愛のあいさつ、ブラームス:ハンガリー舞曲1番などを演奏、予定の30分を超過する熱演に最後は、聴衆全員のスタンディングオベーション。

さわやかな気持ちで議会に望みたいところですが、本日の日程は・・・・

■会期の決定

2月20日から3月25日までの35日間となった

■諸般の報告

行財政構造改革調査検討委員会から報告(書類配布)

11月議会決議の意見書を関係機関に提出

新選挙管理委員の紹介

先決処分、監査委員の報告(書類配布)

■62議案の提案と知事提案説明

■議員提出の2議案

●議員の報酬と費用弁償等に関する条例の一部改正

(自民党、民主党、公明党、無所属議員1名で提出/先の 報道にもあった、議員報酬10%カットなど)

●議員の報酬と費用弁償等に関する条例の一部改正

(共産党、みどりの風、無所属議員1名で提出/報酬カットに加え議員の費用弁償を実費精算)

■討論

2案に対する反対討論が行われ、我が会派からは、栗原筆頭副幹事長が、以下の論点から言及・・・・・・

1.共産党は元々議員・職員報酬カットに賛成ではなかったこと

2.過去に出された費用弁償に関する条例改正案との一貫性が無いこと

3.実費支給に係る事務手続きの費用増加が考慮されていないこと

4.自家用車、バス、鉄道等の混在利用、議員活動、会派活動、後援会活動との区別が困難なこと

5.行革は議会総意で望むべきもので、党利党略のための議論展開は許されないこと

■表決

自民党、民主党、公明党案を可決!

議員報酬等を削減するための条例改正を20年度予算案に反映させ、議員自らが行革に正面から対峙し、有権者パフォーマンスでない議論を展開する足掛かりとしたい。

特に20年度予算審議は重要です。個別事業のあり方に終始することが多かった予算審議を、10年後の兵庫県財政フレーム(行革推進プラン)に関する財政の議論展開を中心に、事務事業の実効性を検証しなければならない。

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