11月28日に神戸市灘区の西灘小学校に行ってきました
まず、私たち11名の自民党県議団を迎えてくれたのは107名の子ども達でした。
「ようこそ、西灘小へ」「あじさいの歌」「笑顔の向こうに」「しあわせ運べるように」「あなたの心に」の5曲を体育館に響き渡るように心をこめて歌ってくれて、その歌声を聴くだけで私たちの胸は熱くなってきました。
「しあわせ運べるように」の歌は震災復興のシンボルとして、日本国中や世界で歌われています。その歌を作詞・作曲した臼井 真 教諭から、歌が出来るまでの経緯や、その時の子供たちの状況など詳しくお聞かせいただき。また、この歌にどのように励まされてきた方々が多いかを教えていただきました。
臼井教諭が作詞・作曲した歌は数多くありますが、震災で友達を失った子ども達だから書ける言葉「会いたいけど、会えない…」などを曲にした『いつも心は46人分』や、わが子を失った母親の苦しい気持ちを綴った歌「笑顔の向こうに」は、絵本と共にCD録音されて、悲しみは癒えない家族の深い気持ちと、悲しみを抱えながら前に向かっていく決意が込められていました。
107名の子ども達は、歌うこと心を伝えることを体で表現してくれました。手話取り入れた感謝の歌なども大変心打つ歌詞やメロディであり、子供たちが歌うことで心豊かに育っていることが強く感じられた一日でした。
参加した11名は本当の素晴らしい時間を過ごせました。忙しい中お時間を割いてくださった、校長先生、教頭先生、そして臼井教諭と107名の子供たちに心より感謝を申し上げます。
阪神・淡路大震災20周年の本年は、各地区において様々なイベントが開催されています。被災された方々の悲しみや苦難を忘れず、そして、復興に向けて住民がどの様に立ち上がったかを語り継がなければなりません。東日本大震災経験者の中でもその記憶が風化していくことを懸念する声があるほど、記憶の継承は大変難しいものです。
震災教育の継承ができる教師の育成を、早急していかなければならないと痛感した視察でありました。