6日議会終了後、自民党議員団大会議室で、兵庫県パン商工組合等による『地産地消 県産小麦を活用したおいしいパン試食会』が開かれました。
気候風土的に国内では、「北海道産小麦以外、なかなかおいしいパンは出来ない」という通説があります。
これまで、本県などの暖地・温暖地では、主にうどん用小麦品種が栽培されてきましたが、国産小麦の生産、需要拡大のため、パンや中華麺用に適した品種が研究されてきました。これに応えたのが、(独)農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターが開発した『ミナミノカオリ』。
この品種を昨年度は上郡町で、今年は上郡町と香寺町で栽培されたようです。パン用国内産小麦の品質基準における粗蛋白量は、11.5%以上とされていますが、今年産は、13.9%と申し分なし。生産量も昨年3.6t、本年24t、来年は65.4tを見込んでおり、まだまだ少量ですが確実に伸びております。
我が議員団諸兄の他、井戸知事や大西教育長、谷口農政環境部部長にも試食していただき、その出来の良さを実感していただきました。
また、神戸を始めパンの消費量が大変多い当地において、知事からは、「兵庫の農産物ブランド化の一助を担ってもらいたい」とのコメントがありました。